ペットの輸出 ~日本から海外へ~
日本出国から相手国入国までの手順 愛犬が海外の国に無事入国するまでの3つのステップ
① 日本国の輸出検疫
② 航空輸送
③ 相手国の輸入検疫
1.検疫に備えた準備
犬を連れて渡航するために確認すべき事は、できるだけ早く渡航先の在日公館へペットの輸入検疫手続きを
確認し、必要書類や検査の準備を開始しましょう。
・犬の入国条件(必要書類、手続き)は、国によって違う。
・入国許可証の取得が必要だったり、血清の送付、マイクロチップの埋め込みなど、 事前準備に半年以上要する国がある。
・相手国の所轄機関のレスポンスが悪く、やりとりに長い時間を要する場合がある。
・国によっては入国時に係留検査を受けなくてはならず、隔離犬舎に長期お留め置きということもある。
係留検査は、決められた犬舎施設に所定の期間隔離し、狂犬病やレプトスピラ症にかかっていないか等を 検査するもので、長い国では数ヶ月間係留される場合もあります。
また、ある条件を満たせば係留検査機関が短縮されるかわりに、日本出国前にたくさんの煩雑な手続きをクリアしなくてはならない国もあります。
もちろん、健康証明書や予防接種証明書などの書類さえ完備していれば、係留期間や許可証などまったく必要ない国も多いのです。いずれにしても、犬の輸入検疫準備を一番先に考えるくらいの気持ちで準備を始めるとよいでしょう。
一方、日本を出国するためには、動物検疫所において出国前に狂犬病とレプトスピラ症についての検査を受けなければなりません。検査は12時間以内の係留検査により行うこととされていますが、問題がなければそれほど時間はかかりません。なお輸出7日前までに動物検疫所への連絡が必要です。
また、狂犬病予防注射は、出発時点で接種後30日以上経っていないと無効とする国がほとんどです。つまり日本出国の1ヵ月以上前(かつ1年以内)に接種しておかなくてはなりません。
検疫上は求められていなくても、狂犬病以外のワクチン接種(7種混合)もしていった方が安心できるようです。旅のストレスから思いがけず発病することも考えられます。どの予防接種が必要かをかかりつけの獣医師に相談してみるとよいでしょう。
2.フライトの確保
ペットを海外へ連れて行くには主に3つの方法があります。
- ①持ち込み手荷物
- 飼い主と一緒の飛行機に乗り、キャビンへご自身へ持ち込む場合です。
- ②バゲージ扱い
- 飼い主と一緒の飛行機に乗り、貨物室預け荷物とする場合です。
- ③カーゴ扱い
- 基本的に飼い主と別の飛行機で、輸送業者が扱う場合です。
①や②の場合は、自分のフライト予約時に犬の予約も併せて行います。 予約時の連絡事項は・・・フライト日と便名、犬の特徴、輸送ケージのサイズなどです。輸送条件や料金などもあわせて事前に確認とりましょう。 利用する航空会社の規定を満たしたトラベルケンネルも必要です。 自然な状態で立つことができる高さと、方向転換やくつろいだ姿勢で休むことができる幅・奥行きを基準にします。
3.出国手続(輸出検疫)
「犬の輸出検査申請書」
① パスポートを提示し、動物検疫所受付へ。
②「犬の輸出検査申請書」に記入します。
③家畜防疫官(検疫所所属の獣医)による臨床検査(簡単な健康チェック)が行われます。
※眼・耳・歯・身体の各部位を調べます。④「犬の輸出検疫証明書」が発行されます。
※ORIGINALは相手国入国の際に提出を求められることがあります。 重要書類ですので、きちんと管理し、COPYも保管しておきましょう。⑤ 輸送ケージに「検疫済」タグをつけて貰い完了です。
※通常、問題がなければ、所要時間は30~40分程です。しかし、曜日や便によっては注意も必要ですので、7日前までに動物検疫所へ連絡を入れ、指示を受けて不備のないように、きちんと確認をしておきましょう。
○持参するもの
- パスポート(制限エリアへの立ち入り)
- 愛犬
- 狂犬病予防注射証明書や、その他の予防注射の証明書 (輸出検疫証明書の付帯事項として、接種証明を記載して貰う)
- 相手国が、日本国政府機関の裏書(エンドースメント)を要求している書類(相手国政府書式の健康証明書など…)
- フライト・チケット(搭乗便名)と、血統書のコピー(年月日や犬種名)もあると便利
*その他、必ず相手国の大使館又は検疫当局に確認をし、できるだけ早く出発空港の動物検疫所へ連絡をいれ、確認をしましょう!
4.チェックイン
輸出検疫が済んだら、チェックインカウンターで先に作成して貰った「犬の輸出検疫証明書」および入国先の必要書類等を提示します、航空会社のスタッフが入国に必要な書類が揃っていることをチェックします。
- ①輸出検疫証明書等のチェック
- 航空会社のスタッフが入国に必要な書類が揃っていることをチェックします。
- ②委任状にサイン
- 輸送条件が記された委任状にサインします。
- ③重量計測および航空運賃の支払い
- 輸送ケージに入れた状態での重量を計測し(自己申告の場合もある)、それに応じた航空運賃を払います。
- ④輸送ケージにバゲッジ・タグをつけて貰う。
- ⑤犬を預ける(バゲッジ扱いの場合)
- 指定された時間・場所に輸送ケージごと運び、スタッフに引き渡します。
5.入国手続き(輸入検疫)
輸入検疫は相手国・州ごとの法律によって大きく異なりますので、必ず事前に在日外国公館へ確認してください。
資料提供:クラウンラインズ(株)

パンフレットは資料としてご活用いただくために掲載しておりますが、
一部地域につきましては、現在プランの設定がございませんので予めご了承ください。